こがねいカイロプラクティック

HOME >  コラム&レポート  > コラム

10月29日 妊娠中の腰痛・・・2つの原因と対策

最近、小金井市も武蔵小金井・東小金井の再開発が進むに従って人口も増えて、子育て世代も増加しているのか街中で妊婦のお母さんを良く見かける様になったように思います。妊娠中の不調の代表的なものに腰痛がありますが、その原因と対策。
さらに、むくみや足がつるなど他の妊娠中の体のトラブルなども含めてお話します。

妊娠中の腰痛
 妊娠中に腰痛になるのは主に妊娠中期から後期、約半数の方が腰痛に悩むと言われています。妊娠中期(5,6,7か月)~後期(8,9,10か月 )はお腹がだんだん大きくなり体型が変わる時期ですが、腰痛や臀部や恥骨の痛みなどが出やすい時期になります。
この時期にこれらの痛みが出る原因は主に2つあります。
 
 一つは主に胎盤からリラキシンというホルモンが分泌されますが、このホルモンは出産に備えて靭帯をゆるめる作用があり骨盤の靭帯もゆるみますが、骨盤の関節が不安定になることで回りの腰や臀部の筋肉が過緊張を起こして場合によっては神経の圧迫が起きて痛みがでます。
 ちなみにこの骨盤の関節のゆるみによる痛みは妊娠初期でも出る場合があります。
 そしてもう一つは、お腹が出てくることで反り腰になり、腰椎の関節に詰まる負荷がかかり、これが腰痛を引き起こします。  また、この2つの原因が複合した形で痛みが出る場合もあります。
 
 骨盤の関節ゆるみによる痛みは市販の妊婦用の骨盤ベルトをすると、楽になる場合が多いので、試して見て下さい。(巻く位置は骨盤後方の仙腸関節の下部から恥骨にかかるところです。かなり下の方です。)
 反り腰による痛みは、腰痛の人の腰椎のスタビライゼーション(安定化)でよく行われるキャットキャメルというエクササイズをおススメします。
やり方は以下の通り
①膝と手をついた四つん這いの姿勢になります。
②四つん這いの状態でお腹をへっ込ませながら腰と背中を丸めるようにします。この状態で2~3秒。
③次に腰から背中を反らせるようにお腹を下に落とします。この状態でやはり2~3秒。
④以下②と③の繰り返しで20回程度やってみて下さい。ただし③の反らせる方は痛みを感じるようであれば、痛まない範囲で(背中が平らの水平の位置でもかまいません)行ってください。下図も参考にして行ってみて下さい。
 昔から「妊娠中は床の雑巾がけをやると良い」といわれますが、四つん這い姿勢は、下大静脈や腹大動脈・腎臓や尿管・腸など、お腹が大きくなった時に子宮に圧迫される器官を圧力から緩和させてくれるので、腰痛などない場合でも、時々四つん這いになると、「むくみ」や「便秘」や「足がつる」などの妊娠中の症状緩和につながります。
 これに関係した話として、就寝時の姿勢も仰向けだと上記の血管や臓器が子宮で圧迫されるので横向き(できれば背骨の右寄りを通る下大静脈を圧迫させないように左下で横向き)をオススメします。
 妊娠後期で起こりやすい「仰臥位低血圧症候群」というのがありますが、これも仰向けで寝た時に子宮が下大静脈を圧迫して心臓に戻る血流量が少なくなり血圧が下がり、頻脈、悪心、嘔吐、冷や汗、顔面蒼白などの症状があらわれますが、やはり左下の横向きで寝ると下大静脈の圧迫が緩んで回復してきます。
 もし腰痛などの不調とともに異常なお腹の張りなどを感じる場合、発熱がある場合、排尿異常とともに腰から脇腹、下腹部への痛みなどであれば病院へ行ってください。

 より健やかな妊娠ライフの為にも、もし妊娠中の腰痛などにお悩みであればぜひ当院へいらしてください。
 (骨盤ベルトを巻く位置やエクササイズのやり方などもご指導差し上げます。)

キャットキャメルエクササイズ