こがねいカイロプラクティック

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10月22日 秋の夜長・・・睡眠不足による体の不調にご用心

 睡眠不足と体の不調・・・秋の夜長、だいぶ日が落ちるのも早くなってきましたが、昼間は多少暑くても朝晩はかなり涼しく(寒く)なってきました。つい夜更かしをしがちなこの時期、睡眠不足で体の調子を崩していませんか?睡眠不足の体への悪い影響とさまざまな健康リスクの説明です。

 秋もだいぶ深まってまいりました。秋の夜長を読書をしたりテレビやネット・スマホを見たりして過ごされる方も多いと思われますが、睡眠不足になっていませんか?
 最近寝不足の慢性化が、体の不調を招くという情報を良くみるようになりました。この寝不足の慢性化を「睡眠負債」と称する情報もよく見かけます。

 寝不足の慢性化(睡眠負債)によりおこる体の不調にはいろいろあります。
①インシュリンの分泌不足による糖尿病
②交感神経の亢進による緊張で高血圧
③睡眠不足からのストレスによる、「うつ病」「不安障害」「アルコール障害」「薬物依存」などの発症リスク
④将来の認知症のリスクが高くなる
⑤免疫力が低下して感染症にかかりやすくなる(免疫力が下がれば風邪やインフルエンザやコロナの感染リスクも高まりますので要注意です)。
 また、夜更かしにより、深夜に食べることが増え、睡眠が不足になることで食べ過ぎを抑制する「レプチン」というホルモンが少なくなるので、肥満にもなりやすくなるとも言われています。

 この他に、一日の体の疲労自体を回復させるのも睡眠ですから、睡眠が少なくなるということは、筋肉の疲労もとれにくくなり、さらに寝不足による交感神経の亢進は、血管を収縮させることで、血流を悪くさせて筋肉に溜まった老廃物を停滞させ、それらが続くことでカイロや整体に適応の肩こりや腰痛・頭痛なども起こりやすくさせます。

 そして、当院には多くの体のお悩みを訴える方がいらっしゃいますが、体の回復は睡眠中に進むので睡眠時間の少ない人は良くなるのにやはり時間がかかる傾向もあります。
 睡眠時間が6時間以下の人は7~8時間寝ている人より死亡率が2.4倍高くなるという研究結果もあるということで、やはり人間は長く健康的に生活するには6時間以上の睡眠時間をとった方が良いということですね。

 秋の夜長を楽しむのもよいかもしれませんが、睡眠不足が続かないようにご用心ください。

Posted by 塩谷直樹