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8月7日 夏の肩こりの原因と対策

 暦の上では立秋とはいえ、まだまだ、真夏の厳しい猛暑が続きそうです。小金井市内の道路を歩いていても、強い日差しと湿度の高い空気と熱した道路の照り返しでくらくらするほどの暑さを感じます。  ところで、夏の暑さの間は一見すると寒い時期に比べれば肩こりなどは起こりにくそうですが、意外とこの時期に肩こりになるという方もおり、この時期に良く整体やマッサージを受けるという方も意外といるようです。

 肩こりの原因は構造的に見れば、猫背やストレートネックや頭や肩が前にでる姿勢などがありますが、これ以外にも環境や行動的な原因もあります。
 
夏の肩こりの原因と対策
  冷房による冷え
 夏に起こる肩こりの原因でまず考えられるのが、冷房による首肩の冷えです。特に女性の場合は首や襟元などが露出した服装の方も多く、オフィスや家庭などで冷房に直接あたったりすると冷えにより首回りの血液循環が悪くなって肩こりが起こりやすくなります。
 また、最近は熱中症の予防の為にも冷房をかけたまま寝るのが普通になってきており、これで首肩を冷やしてしまい朝方からスッキリしない肩こりが起こるという方もいらっしゃいます。
 いずれの場合も首肩をあまり冷やさないことが大切で、冷房の効いた部屋では首肩が覆える物を一枚羽織るとか、寝る時もせめて衿のあるパジャマなどを着た方が良いでしょう。

自律神経の乱れ
 また、自律神経の乱れも原因として考えられます。自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、暑い夏は副交感神経が優位で末梢の血管を拡張して体の熱を逃がそうとするので、血液循環が良くなり、肩こりも起こりにくくなりますが、この血管の拡張で神経が刺激され偏頭痛のようになり、後頭部から首の重痛さになる場合があります。この場合はむしろ後頭部を氷嚢やぬれタオルで少し患部を冷やしてやると良いです。
 さらに、外の暑さと室内の冷房の寒暖差で自律神経のバランスを崩してしまうことが原因の場合もあります。できれば外と室内の温度差は5℃以内が良いとされています。ただし、最近は猛暑日で35℃以上にもなる場合が多いので、室内温度は27~28℃を目安にしましょう。

寝不足
 睡眠の質が悪かったり寝不足により、疲労がとれずに肩こりになりやすくなる場合もあります。睡眠環境を整えることが大切ですが、昔は寝る時にエアコンをタイマーセットしておいて就寝後に切れるようにする方が多かったですが、最近の暑い夜中では、切れた途端に室温が上がってきて暑さで目が覚めて睡眠の質が悪くなる場合が多いので、高めの温度設定でエアコンをいれっぱなしにする方をおススメします。

栄養の不足
 夏の暑さで食欲が落ちて、栄養不足になると、体のエネルギーが不足して、疲労物質が発生しやすくなり肩こりになりやすくなったりします。3大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂肪)をバランス良くとり、エネルギーの生産や神経の働きに関わるビタミンB群(B1、B6、B12など)や筋肉の収縮と弛緩に重要なカルシウム・マグネシウムが不足しないようにすることが大切です。冷たい物の食べすぎも消化器系の血液循環が悪くなり消化吸収の機能が落ちるので要注意です。

ストレス
 これ以外にもストレスが一因になる場合もあります。夏休みをとるにあったって前後に仕事をつめこんだり、子供の夏休み中で昼食のことを考えなければならなかったり、お盆で御主人や奥さんの帰省先でのストレスといったこともあるかもしれませんね。

作業形態の変化と運動不足
 新型コロナウィルスの流行以降、在宅勤務の方も多くなりましたが、家の作業環境が問題で作業姿勢が悪くなって肩こりなどが起こりやすくなる傾向も多々見受けられるので、作業環境を見直す必要もあるかもしれません。
 また通勤が少なくなる分、運動不足にもなりやすいので暑い日中を避けて散歩などの軽度な運動もおススメします。

 ところで、こうして夏の肩こりの原因と対策を上げていくと、「夏バテ」の対策にも効果がありそうですね。  いずれにしても、夏の肩こりにお悩みの方がいらっしゃれば、武蔵小金井の整体カイロなら「こがねいカイロプラクティック」へぜひいらしてください。 
 

Posted by 塩谷直樹