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産後の骨盤矯正・産後の不調

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大仕事の出産を終え・・・しかしママは一段落というわけにはいきません。

育児の体への負担と産後の不調

産後の骨盤矯正と育児の中の体の不調

 体に大きな負担を強いる妊娠と出産を経て、かわいい赤ちゃんが生まれて幸せ一杯ながらも、その後も引き続き体力を必要とする毎日の育児が待っています。

 3時間毎の授乳・1日10~20回余りにも及ぶおむつ替え・沐浴・抱っこなど。さらに24時間気を休める間も無く睡眠も十分とれずに、体も悲鳴を上げていきます。
 そんなハードワークである育児が始まり、日々行っている中で、腰痛・肩こり・首の痛み・背中の痛み・恥骨の痛み・尾骨の痛みや違和感(座ると尾骨が座面あたるなど)・股関節の痛み・尿漏れ・便秘・痔・呼吸がしづらい・体重や体型が戻らない・冷えやむくみがひどくなったなど、体の不調を訴える方も多くいらっしゃいます。

●出産~育児中の骨盤の変化と産後の骨盤矯正のススメ

妊娠・出産~産後の骨盤を中心とした体の変化

出産時の骨盤の開き

 妊娠中から出産にかけては大きな体重の増加と出産準備の為に靭帯がゆるむことで骨盤帯の関節が不安定になり体のバランスが大きくくずれます。
 この骨盤の靭帯の緩みと開きは出産時にピークとなり、通常は強固な線維軟骨で閉じられている恥骨結合を離開させ、後方の仙腸関節の下部を開いて出産します。
出産で緩み開いた骨盤は、産後6カ月ぐらいかけて徐々に締まり安定してきます。
 しかし産後しばらくは不安定な骨盤の状態で育児の負担を強いられますので骨盤は歪みやすくなり、さらに骨盤が歪んだまま靭帯が安定してしまうことで、骨盤の歪みを固定化させて、育児中はもとより、その後の不調の慢性化を招くことになります。
 小金井市の整体こがねいカイロプラクティックの産後の骨盤矯正は、今の不調の改善だけでなく、将来のお母様の健康や次の出産をより順調にする為にもおススメしています。
***産後の不調は、初産より第二子以降の出産の方が訴える方が多い傾向があります。***

帝王切開の場合・・・産後の骨盤矯正は行った方が良いか?
 帝王切開の場合、出産時の骨盤の開きを経ていないので必要ないのでは?
 と思われがちですが、妊娠、出産時に骨盤回りの靭帯が緩んでいる状況は経産婦の方と同じです。
 しかも出産直後は傷口の保護の為、骨盤ベルトなどによる骨盤固定が出来ない状況にあるなかで、育児の負担は強いられるので骨盤が歪みやすい状況に変わりありません。
 帝王切開の方でも骨盤矯正はおススメします。

●問題なのは骨盤だけではありません。

育児の体への負担

育児姿勢の体への負担

 育児には体の負担になる状況があふれています。例えば授乳中のお母さんは、絵のように腰や背中が丸まり、頭は前方に深くうなだれて赤ちゃんを覗き込んでいます。
 育児中のお母さんは、腰~背中~首に至るまで全てに負担をかけるこの姿勢を3時間ごとに行います。
 これだけではありません。「おむつ替え」や「沐浴」は体を前傾させての仕事で、やはり腰や背中の負担になります。
 「抱っこ」は、腕・肩が疲れるだけではなく腰の負担にもなります。
 しかも睡眠不足・・・当然体の疲れや各所の痛みも出やすくなります。
 したがって産後の不調改善には骨盤だけでなく、育児中の体の負担を考えた全身的なケアが必要です。

そして・・・背骨と姿勢からみる神経機能の改善

産後の背骨と神経のケア

 妊娠~出産~産後の体の変化は姿勢の乱れとともに自律神経を含む神経系・内分泌(ホルモン)に大きな変化をもたらします。背骨を中心とした姿勢のストレスは神経系に悪い影響を与え、この神経系の変化は連動して内分泌のスムーズな変化を乱すことで、さまざまな体の不調や痛みを生じやすくさせてしまいます。
 カイロプラクティックは骨盤だけでなく、神経の通り道となる背骨を中心とした姿勢のストレスを改善していくことで産後のさまざまな体の不調を改善方向へ導いていきます。

さらに・・・インナーユニットの機能改善

産後のインナーユニットの機能改善

 インナーユニットとは横隔膜・腹横筋・骨盤底筋群・多裂筋からなる腹部胴体の深部にある筋群で、姿勢を保持し腹圧を上昇させることで体を構造的に安定させ、内臓を保護し、腹式呼吸などにも関与します。
 妊娠期間から出産を通じた体の変化はインナーユニットの機能を衰えさせます。
 横隔膜は、腹式呼吸に関与しますが妊娠中に子宮の増大により横隔膜は下げにくくなり、肩で息する胸式呼吸優位となります。本来、産後は腹式呼吸の機能も戻ってはきますが、妊娠中の胸式呼吸優位の状態のままになると、産後の便秘や痔・冷えやむくみ・呼吸がしづらい・体重が戻らないなどの問題に関わる場合があります。
 腹横筋は、腹筋群の最下層の筋肉で腹圧を高めて体を安定させる役割がありますが、やはり妊娠中にお腹が大きくなることで弱まり、腹横筋の機能が弱いままだと産後にお腹がなかなかへこまないとか腰痛などの症状が出やすくなります。
 骨盤底筋群は骨盤の底に張られた筋群で骨盤内臓を下から支え、骨盤帯の安定、生殖器や排泄の機能にも関与します。骨盤底は妊娠後期から開大していき、出産時には実質損傷をうけることになりますが、産後の尿漏れの原因はこの筋群の機能的な弱化が関与しています。
 多裂筋は背側の頚椎~胸腰椎~仙骨に付着した小筋群ですが、体の伸展や回旋・側屈の動きを助けて姿勢の安定に関わります。多裂筋はお腹の出た妊娠中は反り腰になりやすいので腰では短縮緊張しやすく腰痛の原因の一つとなり、首~背中が丸くなることで頚椎~胸椎で弱くなって肩こりの原因になります。
 これらインナーユニットに対して施術やエクササイズの指導で機能改善を目指します。

3つの柱で、健やかな産後育児のお手伝い

こがねいカイロプラクティック整体院の産後のケア

 上記の「骨盤矯正」「育児の負担のケア」と合わせて、妊娠~出産~育児で起こる自律神経を含む「神経系の変化に対する調整」や姿勢に関わる「インナーユニットの回復」を考慮した機能改善を行うことで、単なる骨盤矯正ではなく、人それぞれの産後の状況や通院時期に合わせた最善最良の産後のケアを行っていきます。

●産後のケアと骨盤矯正・・・いつから受ければ良いの?

 骨盤の動かしやすさ、という意味では産後早い方が良いとも言えますが、改善してもまた歪みやすいという傾向もあります。
 当院としておススメするのは産褥期が産後3週間から6週間ぐらいありますので、それ以降の1ヶ月半~3カ月の間で来院していただくのが最も良い時期と考えています。それ以降でも骨盤が安定するのに産後6カ月ぐらいまで期間がありますので、この期間でぜひご来院ください。
 もちろん6か月以降でも効果がないというわけではないので気になる方や育児の負担で体の問題にお悩みの方はぜひ御来院ください。

お子様連れで来院されたい方へ
 当院は複数の来院者様を一度に施術することはありません。他の来院者様にご迷惑ということはないので、お子様を一緒に連れてきていただいても結構です。ベビーカーにお子様を乗せたまま院内にそのまま乗り入れていただいてもかまいません。
 ただしお母さんの方が気になってリラックスできない場合もみうけられますので、どちらかへあずけられることが可能でしたら、その方が良いかと思います。
  

お母様の体にやさしい施術を心がけます。

産後用胸部パッド

うつ伏せの際に産後の胸の圧迫を軽減させる胸部パッドです。 産後の不調は腰痛・肩こり・恥骨や股関節の痛みなどさまざまですが、実際にうつ伏など治療姿勢をとった時の「不快感が無いか」などをお聞きして出来るだけ身体に負担のない楽な施術を心がけます。

産後の不調にお悩みの方ぜひご連絡を TEL042-304-9850
Posted by 塩谷直樹