猛烈な暑さがが続いていますね。暑さに負けずに元気にお過ごしでしょうか?
今年は「山の日」の振り替えが12日で長い連休にしやすい為、お盆・夏休みの帰省や旅行に出かける方も多くなりそうですね。
旅の交通手段では長時間の車や新幹線や飛行機など長時間座っていることが多くなると思いますが、これが原因で腰痛や首の痛みが発症するこることがあるので注意が必要です。
旅の行き帰りでは長く座ることを強いられることが多くなると思いますが、車や列車や飛行機の座席に長時間座ると体が丸まって、背中から腰の筋肉が伸ばされて緊張を招き、椎間板の内圧も高まり腰の負担になります。できればバスタオルを持参して、それを折りたたみ腰の骨盤の上の所に当てておいて腰が丸まらないようにしましょう。
また、座席で居眠りをする時は首をうなだれたり顎が上がった姿勢で首をそらしっぱなしにしていると首の負担が強くなります。「目が覚めたら首・肩のこりや痛みだけではなく、手にまでしびれが・・・」といったことも起こりかねません。乗り物で長めの居眠りや仮眠をする場合は、無理をせず、座席をリクライニングで後ろに倒して、これもバスタオルなどを丸めて首枕にして寝るようにしましょう。
ちなみにリクライニングの座位は椎間板の内圧を下げるので背もたれを後ろに倒しつつ、折りたたんだタオルなどを腰に当てる座り方は腰椎椎間板ヘルニアのように座っていると痛くなる方におススメします。ただし、リクライニングの状態で頭を起こしっぱなしにしていると頚椎の前カーブが失われてストレートネックになるので長時間頭を起こした状態にならないよう注意が必要です。
また、旅先の宿や帰省先の御実家がお座敷の場合、床に座ることになりますが、床に座るのも猫背や体の歪みを誘発させて、首や背中や腰の負担になります。
可能であればですが、胡座座でお尻の後ろの方だけに座布団を折りたたんで高さを作ったものを引くと、骨盤が立ち、ちょうど座禅を組んだような姿勢になり姿勢を正しやすくなります。環境や状況的にそれが出来ない場合は、骨盤から背骨が安定するのは正座なのですが、長くはできないと思いますし、膝の負担になるので、できるだけまめに立ちあがるようにしましょう。
体の痛みのない快適な旅行や帰省をお楽しみください。
旅行前後の腰痛・首の痛みなど体の問題に困ったら当院へぜひお越しください。
ちなみに
お盆と言えば小金井のお盆は昔養蚕が盛んだったころに忙しい時期を避けてお盆を行っていた名残で8月1日前後だそうです。